ひな祭り
皆さまご機嫌よろしゅうございます。
3月3日はひな祭り。
我が家にも雛人形を飾っています。
ひな祭りは、ひな人形を飾り、女の子の健やかな成長を願う行事です。
別名「桃の節句」「上巳の節句」とも呼ばれています。
「桃の節句」という別名は、桃の開花期に重なるということと、桃の木が邪気を祓う神聖な木と考えられていたからです。
「お雛様をしまうのがおそいとお嫁に遅れるよ~」というのはご存知ですか?
皆さんもよく聞いたことがあるかと思います。
この事の所以は、後片付けができない女性はお嫁さんのお仕事ができないから、お嫁に行くのが遅れますよというしつけの一つからきているそうです。
「桃の節句」とも呼ばれているひな祭り。
みなさん西王母(せいおうぼ)をご存知ですか?
三千年に一度しか実がならない大変貴重な小さな桃を持った長寿の神様です。
古来中国では、桃は魔よけの力があるといわれ、仙人の杖に使われたり、お札に使われたりしてきた中国の崑崙山(こんろんざん)には王母桃または蟠桃といわれる桃があるといわれています。
ちなみにその西王母のお誕生日は、3月3日だそうです。
私の家ではお内裏様と御雛様はもちろん、西王母の神様も一緒に飾るのが恒例です。
さまざまな日本の節句
このようにひな祭りを始め日本には「節句」がございます。
節句とは季節の変わり目の事で、季節の変わり目には邪気が入りやすいという事からそれらを避邪することから儀式を行う事です。
1月から簡単にご紹介すると1月7日は人日(じんじつ)の節句(七草粥)
1月7日の朝に春の七草(セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ)の入った七草粥を作り、ようやく芽吹いた春の七草の「気」をいただき、その一年の無病息災を願って食べます。またお正月の暴飲暴食で弱った胃を休める為とも言われています。
5月5日、端午(たんご)の節句。
誕生した男の子を祝福し、健やかな成長を願うお節句です。
鎧兜や人形を飾り、鯉のぼりをあげて、柏餅に菖蒲の花を添えたお飾りをします。
7月7日は七夕。
織り姫と彦星様のお話は有名ですがもともとは、女性が針仕事などの上達を願う中国伝来の行事などが習合したものと考えられています。
最後に9月9日、重陽(ちょうよう)の節句。
菊酒を頂き、菊の被綿(きせわた)に溜まった露でお肌につけると、美しく、また長寿になるともいわれています。
このように日本には一年を通してお節句があります。
これからも日本独自のお節句についてもお話していきます。
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hataori blog by Sosho Kobori 小堀 宗翔 / ひな祭り