PICK UP ITEM Vol.231- 爽やかな輝き
本日のオススメ - 絽縮緬 | 訪問着 アイスグリーンに流水と七宝繋ぎ
オススメ商品
夏着物とは「単衣」「絽縮緬」「絽」「紗」の6月から9月にかけて着られる裏地がない着物をさします。裏地がついていない分涼しく、季節に合わせて着物を楽しむことができます。「絽」や「紗」は透け感のある薄い生地で、着用する人だけでなく見る人にも涼しげで夏を感じられる風流があります。
胴裏、八掛の裏地を付けないで表地のみで仕立てた着物を単衣(ひとえ)と呼びます。着用時期は5月中旬から6月末までと9月上旬から10月上旬で、絽縮緬も同じ時期に着られるお着物です。7月から9月上旬までの盛夏には、麻や絽や紗といった薄ものを着用します。単衣に向く布地は細い糸でしっかり織られた反物や裏にも染めを感じられる反物で、大島紬、お召などがよいと言われています。
薄ものも裏地を付けず仕立てますが、布地は絽や紗といった透け感があるのが特徴です。絽は経糸と緯糸をからませる織り方で透き目ができるのが涼しげです。さらに絽の中でも、よりを強くかけた強撚糸を緯糸を使って織ったものを絽縮緬と呼びます。紗は2本の経糸を1本の緯糸でからませて織り、全体的に透けるように織り上がるのが特徴で、襦袢の上に羽織ると着物が透けて清涼感を演出します。
単衣、薄もの共に、絽や紗織の長襦袢を着用し、帯は絽織、紗織、博多帯などを合わせます。小物の半襟や帯揚げも絽や紗などを、帯締めも夏用を合わせます。初夏や晩夏には柔らかい印象の染帯を合わせたり、麻素材の着物や帯は盛夏のみ着用するなど、夏着物の中にも季節の違いを意識した装いがあり、夏ならではの清涼感あるコーディネートが魅力です。