成人式ってどんな意味があるの?
今日からまたぐっと寒くなってきましたね。
本格的に冬に突入したという感じがします。
そして、成人式もいよいよ1ヶ月ほどに迫ってきました。
振袖の準備も済み、あとは12月の忙しい日々を過ごしたながら、成人式をドキドキわくわく待たれてらっしゃる新成人の方も多いのではないでしょうか。
もし、振袖のご用意がまだという方!
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さて、本日は「成人式」についての豆知識をすこーし書いてみようと思います。
■昔の成人式は20歳じゃなかった?
成人式なるものは、古来昔からあったと言われています。
ただ、現在のように20歳を成人として祝うものではなく、親や主が一人前だと認めた時点で、家それぞれが成人の儀を執り行っていたとされています。
男子は髪を結い、大人用の服装に変わり、烏帽子や冠をかぶりました。また、幼名から烏帽子名に変わったりする時代もありました。
女子は髪を結い上げ、こちらも大人用の着物に変わり、歯に墨を塗るお歯黒の儀を行いました。
女性のお歯黒はなくなってよかったですよね(笑)
それが全国的に1月に新成人を祝うようになったのは、明治以降とされています。
明治時代に入ると、男子には兵役が課せられ、兵役するための検査を受けなければならなかったのですが、これが成人式の始まりになったと言われています。
それが戦後になり、兵役の義務もなくなったところで、1948年の国民の祝日制定法に合わせて、成人式が正式に定められたのです。
■成人式の定義って?
現在の成人式は、2000年のハッピーマンデー法制定以降、1月の第2月曜日。
意外と知られていないですが、多くの地域で帰郷する新成人のために前日の日曜日に行われていたり、豪雪地方などではお盆や大型連休に行われる地域もあり、式自体は地方自治体によって決められているのです。
成人式の定義は、「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」とされています。
これは今でもその言葉通りなのですが、戦後は特に国民が協力し合って国力を復活させていかなければいけない状況でしたので、成人になる方々には、自立してしっかり生きていってほしいという願いが込められたのです。
と、定義を言葉にすると少しプレッシャーがかかるかもしれませんが、昔も今も一番の意味合いは、
「20年間健康でしっかり育ってくれたことを何より嬉しく思いお祝いする」
ということに変わりはないと思います。
そして、
「20年間健康にしっかり育ててくれた周りのたくさんの人に感謝する」
ことなんだと思います。
そう思って成人式に臨むと、また少し楽しみになりますよね!
2015.12.07
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