失敗しない着付教室選びのポイント
先日、日本文化普及支援協会さんの懇親会の記事を書かせていただきましたが、
最近、また着付け教室に通う女性が増えているようです。
日本和装さんのCMでは、
SMAPの木村拓哉さんが着物美人3名と着物姿で出演されていて素敵な着物姿を披露されていますが、
そういった企業努力も背景にあり、着付けを習う女性が増えているのかもしれませんね。
着付教室に通う女性は、年齢的にも若い30代〜40代の女性が増えてきているんだとか。
着物を頻繁に着たい方は、自分で着付られた方が断然いいですもんね!
失敗しない着付け教室選び
いざ、「着付教室に通ってみよう!」
と思っても、着付教室も多数あり、最初はどういう教室に通えばいいのか分からないですよね。
そこで今回はhataoriなりに失敗しない着付教室選びのポイントをご紹介したいと思います。
まずはどんな形態の着付け教室を選ぶか
着付け教室の中には大小さまざまな形態で運営するものがあります。
・大手着物(着付)会社が運営する大規模な着付教室
・呉服屋や着付師などの協会や団体が運営する中規模な着付教室
・個人運営の小規模な着付教室
<大手着付教室のメリット>
カリキュラムやテキスト等がしっかりしていて、自分の目標設定に合わせて経験を重ねることができます。
資格を取ることを前提としたカリキュラムが組まれていることもありますので、
今後、着物関係仕事をしてみたい、と思っている方には本格的に学ぶことができるのでオススメです。
また、無料着付体験や無料着付コースがある教室もあるので、色々と探してみることをおすすめします。
大手着付教室の確認事項>
中小規模の着付教室に比べて、カリキュラムや体制がしっかりしている分、
料金設定が高い場合もありますので、事前の確認と予算感の調整はしっかりしておきましょう。
<呉服屋・協会運営の着付教室のメリット>
呉服屋さんや着付師協会などが運営する中規模な着付教室では、質の良い着物と実際に触れ合うことができ、
また、資格を取ることができる教室も多くあります(要確認)。
実地での体験や着付師さんたちからの現場の生の声が聞けるので、着付けの成長スピードも速いかもしれないですね。
金額的にも大手教室よりも安い教室も多くありますので、自分にあった教室を探してみてください。
<呉服屋・協会運営の着付教室の確認事項>
お稽古の料金が安い分、最後に着物を購入!?
〜なんてケースも無きにしもあらずなので、(今の時代ほとんどそんなことないと思いますが!)
お稽古されているお知り合いがいれば、事前に聞いてみたほうが安全ですね。
<個人着付教室のメリット>
個人のお宅などで少人数を相手に教えてくれる小規模な着付教室も多くあります。
多くの場合は着物や着付けが本当に好きで運営されている方が多く、
その分、着物好きが集まりやすい環境なので、たくさんの知識と着物仲間を得ることができるかと思います。
アットホームな雰囲気でマイペースに着付けを習得したい方や、趣味でまずは・・・といった方にオススメです。
<個人着付教室の確認事項>
大手・中規模の着付教室に比べて、その教室から資格を取得できない場合がありますので、
資格取得を前提にしている方は事前の確認が必要です。
さて、あなたはどの形態の着付教室が合ってそうでしたか?
どんな着付けをしたいか
「着付け」と一言で言っても、実は着付けにも流派(装道)があり、自分の好みにあった装道を事前に選べられると良いですよね。
基本的に、着物の仕上がりには特別な差はないのですが、
仕上がりまでの着付け方の作法や順序であったり、帯の結び方であったりは客装道によって異なります。
・一番スタンダードな帯枕を使って帯を締める「手結び」
・改良枕という手結びよりも簡単に締めることのできる「教材枕」を使用する
・帯を後ろで結ばず、前で帯を結んで最後に後ろに回す「前結び」
など、その他にも帯の締め方は常に改良されているので色々な結び方が存在します。
入会する前から詳しいことは判断し兼ねると思いますが、
着付けの固定概念に縛られず、様々な着付方法を教えてくれる柔軟な教室が理想だと思います。
失敗しない着付教室選びまとめ
最後に、失敗しない着付教室選びの重要ポイントを箇条書きでまとめてみました。
■ どういった運営形態の着付教室が自分の目標や性格に合っているか
■ 着付師の資格取得は可能かどうか
■ 無理なく通えるカリキュラムと料金設定がされているか
■ 月謝以外に掛かる費用はあるかどうか(着付小物やテキスト代など)
■ 「着物の押し売り」がないか
■ 着付け方法は柔軟に教えてくれる教室か、自分に合った装道か
■ 自分が着付けたい着物(の種類)のコースがあるか
■ (特に個人教室は)お稽古時の着物はレンタルさせてもらえるか
以上、着付教室に通おうか迷われている方は、参考にしてみてください。
着付けを学ぶ人、着付師になる人が増えることは着物業界にとって財産です。
是非、多くの方にご興味持っていただければ嬉しいですね!
2016.02.17
着物レンタルモールhataori / 失敗しない着付教室選びのポイント