振袖の柄ってどんなものがあるの?
このカテゴリでは、着物の簡単な豆知識について綴っていきます。
今回は、振袖の柄について少し触れてみようと思います。
振袖は未婚女性の第一礼装とされています。
袖丈が長いのが特徴で、特に大振袖と呼ばれる一番袖の長い振袖が成人式でスタンダードに着られているものになりますね。
また、色や柄がとても華やかなのが特徴で、それに合わせ帯や帯揚げ、帯締め、髪飾り、バッグ、草履なども華やかなにするのが通例です。
数ある振袖の中から購入やレンタルをする際、たくさんたくさん悩んで迷って選ばれると思います。
なにを基準にして選べば良いか。その一つとして、好きな柄を探してみるのはいかがでしょうか。
今回は、古典柄の中からいくつか紹介していこうと思います!
蔓帯文(かずらおびもん)
蔓帯(かずらおび)は、もともと能で使用される衣装のひとつで、短冊のような細長い布紐です。その短冊の中に、それぞれ金彩・銀彩等が施され、草花や古典的な模様が色鮮やかに描かれているのが特長です。蔓帯文は格式の高い柄とされ、成人式や結婚式、どの式典でお召しになっても華やかかつ正式です。
また、縦長の蔓帯は、身長を高くスタイル良く見せるのでとってもオススメです。
菖蒲柄
菖蒲は5月〜6月に咲く花で、日本が原産のお花です。”しょうぶ”とも”あやめ”とも読み、その名の通り、”勝負”柄として”勝負強さ”を表す縁起の良い模様です。アヤメの花言葉は「情熱」「燃える想い」。これから成人を迎え、大人の女性としての強い決意と結びつき、人気の柄となっています。デザインも女性らしく、しなやかで落ち着いた印象を与えます。
藤柄
藤柄は、上から下に長い藤の花が垂れ下がった形態であることが多く、その模様が美しく古い時代から多くの人に愛される人気の柄です。
「いつまでも美しく」「子孫繁栄」の意味合いが込められていることも人気の理由です。
二十歳になる娘に、いつまでもいつまでも若く美しくいてもらいたいという、母親の願いが込められていると言われています。
藤の花言葉は、「優しさ」「恋に酔う」「決して離れない」
大人になっても優しさを忘れず、いつまでも恋をし、結婚しても心はいつまでも家族を離れない。
そんな素敵な想いのこもった「藤柄」のお振袖はいかがでしょうか。
少しでも柄に関する情報を知っていれば着物をレンタルする際の参考になるだけでなく、せっかくの晴れの日に着るお着物がもっと意味のあるものなると思います!
今回紹介した柄はほーーんの一部です。
お着物の柄は本当にたくさんの種類があるので、また他の柄も今後紹介していきますね!
2015.11.05
着物レンタルモールhataori / 振袖の柄ってどんなものがあるの?