hataori blog by Mami Nakamura (中村麻美)
着付け講師・中村麻美のこと。
梅雨と夏の狭間、いかがお過ごしでしょうか?
初めまして、この度、hataoriブログを書かせていただくことになりました、
中村麻美(なかむら まみ)と申します。
ーここで私の自己紹介を少し。
中村麻美(なかむらまみ)
職業:着付け講師 ・ 服飾デザイナー(着物歴32年 ・ デザイナー歴13年 ・ 着付け講師歴5年)
千葉県出身 / 京都経由 / 東京在住
酉年 / 双子座 / O型
着物と触れ合うのが当たり前だった幼少期
私と着物との付き合いは3歳から始めた日本舞踊がきっかけで、着物歴は32年になります。
お稽古で着物を身に付ける日々でしたので、成長する中で着物を選ぶこと、着物を着ることを自然としてきました。
中学生の時に、
「日本舞踊を職業に活かせるものはないか?」
と思ったのが着物を仕事にしたいと思ったことの始まりだったように思います。
その時には「舞妓」さんくらいしか思いつかなかったですし、舞妓さんに自分がなれるとも思ってなく、断念。
高校進学後に、
「将来何になりたい?」
と思った時に選んだのはファッションデザイナーでした。
ファッションデザイナーから着物の世界へ
洋服が好きで服飾専門学校に進み、卒業時には最優秀デザイナー賞を受賞し、大手セレクトショップに企画として入社。
ファッションの世界に身を置く中で、震災後、
「やりたかったことをやろう!」
と昔から好きだった着物の世界に片足を踏み入れました。
それがちょうど30歳の時でした。
もともと着物を着ることはできますが、キレイに着られなかったので、着付けを一から習い、着付け講師になり今年で5年目です。
これまで1000人以上の受講生さんと着物を通して出会うことができて、洋服だけでは経験できなかった出会いに、着物という衣服には感謝しかありません。
日常に彩りをもたらしてくれた着物をもっと多くの方に、ドラマチックな経験を日常に取り入れてもらいたいと、今回、着物レンタルサイトであるhataoriさんに場所をお借りして、
着物の楽しさや取り入れ方を、ファッションデザイナーの目線や着物ユーザー目線で綴っていきたいと思っています。
「ファッションとしての着物」という感覚
週の半分くらいは着物で、着付けのレッスンやお花やお茶のお稽古、友人たちとのお出かけや結婚パーティなど、着物を普段着からフォーマルまでいろんなシーンで着ています。
「今日は着物にしよう」
と洋服と変わらない感覚で着て出かけています。
着物があると心強くていつもよりちょっと大人な気持ち、違うステージに立ったような気持ちになり、気持ちがしゃんとします。
今は、ファッションとしての着物に夢中です。
グラフィックデザイナーのamuco.と出会ったことにより、
2015年から自分たちの着物ブランド
「MarMu」(マーム)
https://www.marmu.jp/
を始めました。
スカーフをモチーフにした着物で今着たいものを作っています。
カタチは一つしかない着物ですが、着やすく美しく見える仕立てがあるはず!!
とデザイナー魂で独自に考えた着物のサイズにこだわっており、
「マイサイズ採寸師」として、デザイナーの視点からお客様に合わせた着物の寸法を出すことをライフワークにしています。
人生の中に、
「今日は着物」って選択肢が増えるときっと楽しい。
そんなちょっとハレの日に寄り添えるようなコラムを書いていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお付合いくださいませ。
2016.07.14
hataori blog by Mami Nakamura / 着付け講師・中村麻美のこと