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着物文様図鑑 vol.6- 立涌

生命力、変化-立涌文様

第六回「 立涌」

 

立涌文様
立涌(たつわく)文様は、水面から立ち上る水泡や渦巻きを描いた、抽象的な幾何学模様です。立涌文様は、豪華な金銀の糸で表現されることも多く、非常に華やかで動きのあるデザインとなっています。身近なところでは、その水の清涼感を表現したデザインから、浴衣の柄として目にすることが多いかもしれません。

立涌文様の持つ意味
立涌文様は、水の流れと水面から立ち上る水泡を表現しており、水の持つ清涼感、潔癖、生命力、変化、そして流れの中での立ち位置などを象徴しています。また、水泡は一瞬で消えてしまうものから、無常感、はかなさを象徴し、一方で水の循環と生命の繁栄を連想させます。

 

立涌文様の歴史
立涌文様は、平安時代の公家文化に由来し、当時の貴族たちの間でよく使われていました。また、源氏物語絵巻などにも描かれており、豪華な装束や装飾品に対する愛好がうかがえます。近代になってからも、その華やかさと動きのあるデザインから、特に結婚式や舞台衣装など、華やかな場で好んで用いられます。

 

立涌文様の着物を着る適した季節は?
立涌文様は、その豪華さと華やかさから、特別な行事や祝い事に適した模様とされています。また、水の流れと生命力を表現するこの模様は、季節を問わずに着用することができます。そのため、結婚式や舞台衣装、祭りなど、特別な日や華やかなシーンでよく見かけます。

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