vol.07 Tea Experience
Tea Experience
-着物でお茶体験-
hataori channelも今回で7回目。
遠州流茶道・小堀宗翔さんとモデルの阿久津ゆりえさんによる”お茶体験ムービー”をお送りします。
「Tea Experience」
茶道の所作、茶器やお茶、茶室、庭園の閑寂な美しさとお着物の風合いをhataoriらしく演出しました。
いままで和文化に触れたことのない方でも、お茶やお着物って「ちょっといいな」と思っていただけるような、そんなムービーに仕上がっていれば幸いです。
hataori channel vol.07 Tea Experience
-着物でお茶体験-
是非お楽しみください。
まずは、礼から。
お茶は、主人(お茶を淹れる人)と客人(お茶をいただく人)の抹茶を介した”精神交流”と言われます。茶道を始めるにあたり、主人も客人もお辞儀から始まります。
茶菓子をいただく。
お茶を点てる間に、先に客人に茶菓子を召し上がってもらい、お待ちいただきます。お抹茶と一緒にいただくのではなく、先に茶菓子からいただくのです。
木の皿を左手で受け、竹楊枝で一口大に切っていただくのが作法です。
抹茶を入れる。
帛紗(ふくさ)で茶器と茶杓(ちゃしゃく)を綺麗に拭き取り(=清める)、茶碗にさじ2杯半のお抹茶を茶杓で入れます。流派や会によってお茶やお湯の量は調整されます。
お茶を点てる。
釜で沸かしたお湯を柄杓で掬って茶碗に注ぎ、茶筅(ちゃせん)を使って手慣れた手つきで素早く、そして丁寧にお茶を点てていきます。茶筅の動きは、始めは一線に素早く、途中は全体がなじむように茶筅を動かします。最後は「乙」の字を書いて真ん中から茶筅を上げると、ふんわりとお茶が点ちます。
お茶をいただく。
こうして滑らかでムラのない、美しい色の抹茶が出来上がりました。
左手で茶碗を受け、お茶碗の正面を避けるために、右手でそっと時計回りに90度回転させてからいただきます。飲み終わったあとは唇の付いた箇所をそっと親指でなぞる所作をし、茶碗をゆっくりと戻します。
お茶体験を終えて
お茶体験を終えた小堀さんと阿久津さん。二人縁側に座って本日の感想を語っていただきました。
初めてのお茶体験となった阿久津さんでしたが、小堀さんの分かりやすい手ほどきもあり、また、一つ一つの所作に意味のある茶道のおもてなしの精神、お茶の美味しさに感心していただけたようです。
お着物をきちんと着て、正しい作法で美味しいお茶をいただく。
少し窮屈に思われるかもしれない茶道ですが、心を凛と正し、人と人との精神的コミュニケーションを図る。茶道は、「おもてなし」の精神を学べる日本古来の素晴らしい文化です。これを機に少しでも多くの方がお着物はもちろん、茶道にも興味を持っていただければ幸いです。
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