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hataori channel

vol.06 with Sosho Kobori

with Sosho Kobori

hataori channel 6回目となる今回は、遠州茶道宗家13世小堀宗実家元の次女であり、ラクロス日本代表を務めたこともある異例の女流茶道家、
小堀宗翔さん(撮影時は小堀優子さん)の独占インタビューをお届けします。

「茶道と日本人の心」

茶道の魅力や茶道から学び活かすもの、ラクロスやスポーツに通じる禅の精神、
茶道家としての着物へのこだわり、そして日本人に伝えたい茶道家としての思い。

注目の若手女流茶道家が話す、本音のインタビューを自前の美しい紅葉文様のお着物と合わせて、是非お楽しみください。

小堀 宗翔プロフィール

小堀 宗翔
SOSHO KOBORI

茶道家・2013年ラクロス女子日本代表

遠州茶道宗家 13世小堀宗実家元の次女として生まれ、幼少より祖父12世宗慶宗匠と父宗実家元より、茶道の手解きを受ける。

学習院大学法学部卒業。

在学中よりラクロスで活躍し、日本代表を務めるとともに、後進の指導にあたる。

平成22年より、父宗実家元の内弟子修行を始める。
平成28年、「小堀宗翔」と襲名。

まず、遠州流とは?

私の先祖が430年前の小堀遠州(こぼりえんしゅう)という人で、そこから数えて父が13代目の家元になって おります。小堀遠州という人は大名茶道で、徳川家の茶道指南役を務めた人で、茶道以外にも建築や造園など、様々なことを手がけた総合芸術家というふうに言われています。

茶道の魅力とは?

「茶道」というのは感じで「道」というふうに付いているように、ゴールのない、常に磨いていく、日々勉強して追求していくというのが、茶道の素晴らしさだと思います。

茶道とラクロスの共通点

ラクロスと茶道と聞くとかけ離れすぎているように思われがちなんですけど、私は茶道の禅の精神ですとか、阿吽の呼吸であったり、お客様をおもてなしするためにどういった準備をするのかなど、そういった精神的な部分からスポーツに繋がる部分をすごく感じておりまして、スポーツでもやっぱり準備ですとか、相手との間合いだったり、阿吽の呼吸とか、そういった部分がすごく大事になってくると思うので。
茶道で学ぶことは、スポーツだけでなく日常生活だったり、 他のお仕事だったり、友人関係を築くことだったり、様々なことに良き影響を与えているなって思います。

どういう人たちに茶道を広めたい?

私が、今個人的に力を注いでいるのが、アスリートの人たちです。特に日本を代表して活躍している選手のみなさんにはただ戦うのではなくて、日本文化というものを背負って世界と戦っていただければ、日本人の代表としての誇りも生まれますし、最後に勝つっていうときに、精神的な部分で日本文化が助けてくれることもあるんじゃないかと思い、日本を代表するアスリートの方達にも茶道をしてほしいなと思っています。

どういう人たちに茶道を広めたい?

私が、今個人的に力を注いでいるのが、アスリートの人たちです。特に日本を代表して活躍している選手のみなさんにはただ戦うのではなくて、日本文化というものを背負って世界と戦っていただければ、日本人の代表としての誇りも生まれますし、最後に勝つっていうときに、精神的な部分で日本文化が助けてくれることもあるんじゃないかと思い、日本を代表するアスリートの方達にも茶道をしてほしいなと思っています。

今日の着物のポイントは?

今日の着物のポイントは、今の時期ですし(撮影時は秋頃)、たくさんのお花であったりとか葉っぱ、枝ものが付いていて華やかに見えるようなお着物にしました。また、帯とか帯締めも着物の中のある色をチョイスしながら、ちょっとこの地色は地味目ですので、オレンジの帯を付けて明るさというものを選んでみました。

着物を着るときのポイントは?

着物の地と帯締めの色を統一させると締まって見えるので、私は個人的にはそれを意識しています。 それと気持ちの部分で、着物を着るときには紐で結ぶ作業がとても多くあります。少しでもその紐が緩んでいたり、最初の襟元の合わせが悪いと、最終的に出来上がったときの全てが着崩れてしまうので、ひとつひとつの紐を結ぶ作業ですとか、襟を合わせるときに、心を整えながらしっかり締めるように気をつけています。

小堀さんのインタビューを終えて

インタビューの最後にあった言葉がとても印象に残りました。

2020年東京オリンピック・パラリンピック「おもてなし」というフレーズで世界中の方々の心を掴んだが、
そういって「おもてなし」をしてもらえると思って海外の方が日本に来たときに、
日本人の誰が、どこまでが本当に「おもてなし」を理解していてもてなすことができるのか。

ラクロス日本代表を務め、茶道界に身を置く小堀さんらしい意見に、正直ドキッとしてしまいました。

茶道や着物などの文化から日本人の心を学び、
世界からの日本がどういう見られ方をしているのか、
それを受けてどう日本人としての感性を磨いていくのか、
2020年に少しでも成長した私たちが真の日本人として
海外の方々を「おもてなし」できるといいですよね。“本当の意味での「おもてなし」を。”