vol.06 with Sosho Kobori
with Sosho Kobori
hataori channel 6回目となる今回は、遠州茶道宗家13世小堀宗実家元の次女であり、ラクロス日本代表を務めたこともある異例の女流茶道家、
小堀宗翔さん(撮影時は小堀優子さん)の独占インタビューをお届けします。
「茶道と日本人の心」
茶道の魅力や茶道から学び活かすもの、ラクロスやスポーツに通じる禅の精神、
茶道家としての着物へのこだわり、そして日本人に伝えたい茶道家としての思い。
注目の若手女流茶道家が話す、本音のインタビューを自前の美しい紅葉文様のお着物と合わせて、是非お楽しみください。
小堀 宗翔 |
まず、遠州流とは?
私の先祖が430年前の小堀遠州(こぼりえんしゅう)という人で、そこから数えて父が13代目の家元になって
おります。小堀遠州という人は大名茶道で、徳川家の茶道指南役を務めた人で、茶道以外にも建築や造園など、様々なことを手がけた総合芸術家というふうに言われています。
茶道の魅力とは?
「茶道」というのは感じで「道」というふうに付いているように、ゴールのない、常に磨いていく、日々勉強して追求していくというのが、茶道の素晴らしさだと思います。
茶道とラクロスの共通点 |
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どういう人たちに茶道を広めたい? |
どういう人たちに茶道を広めたい? |
今日の着物のポイントは?
今日の着物のポイントは、今の時期ですし(撮影時は秋頃)、たくさんのお花であったりとか葉っぱ、枝ものが付いていて華やかに見えるようなお着物にしました。また、帯とか帯締めも着物の中のある色をチョイスしながら、ちょっとこの地色は地味目ですので、オレンジの帯を付けて明るさというものを選んでみました。
着物を着るときのポイントは?
着物の地と帯締めの色を統一させると締まって見えるので、私は個人的にはそれを意識しています。
それと気持ちの部分で、着物を着るときには紐で結ぶ作業がとても多くあります。少しでもその紐が緩んでいたり、最初の襟元の合わせが悪いと、最終的に出来上がったときの全てが着崩れてしまうので、ひとつひとつの紐を結ぶ作業ですとか、襟を合わせるときに、心を整えながらしっかり締めるように気をつけています。
小堀さんのインタビューを終えて
インタビューの最後にあった言葉がとても印象に残りました。
2020年東京オリンピック・パラリンピック「おもてなし」というフレーズで世界中の方々の心を掴んだが、
そういって「おもてなし」をしてもらえると思って海外の方が日本に来たときに、
日本人の誰が、どこまでが本当に「おもてなし」を理解していてもてなすことができるのか。
ラクロス日本代表を務め、茶道界に身を置く小堀さんらしい意見に、正直ドキッとしてしまいました。
茶道や着物などの文化から日本人の心を学び、
世界からの日本がどういう見られ方をしているのか、
それを受けてどう日本人としての感性を磨いていくのか、
2020年に少しでも成長した私たちが真の日本人として
海外の方々を「おもてなし」できるといいですよね。“本当の意味での「おもてなし」を。”
NEXT channel
遠州流茶道を体験する
次回のhataori channelは、
遠州流茶道 小堀宗翔さんの「おもてなし」をモデル・阿久津ゆりえさんが体験します。<
「お茶を通して体験する日本人のおもてなしの精神」
小堀さんの洗練された美しい茶道の所作と、清閑な茶室と茶道具。
美しい映像を是非、お楽しみに。
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