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2017-04-10

和菓子の嗜み方

桜の和菓子


皆様ご機嫌よろしゅうございます。
桜も満開になりお花見日和ですね。


さて、お花見と言えば、、、「花より団子」という言葉もあるように「お菓子」も楽しみの一つです。
今日はお菓子についてお話します。

お茶の前にお菓子をいただく理由


お茶といただく和菓子

茶道ではお抹茶をいただく前にお菓子を必ず頂きます。
そこには2つの理由があります。

1つ目に、お菓子はお抹茶を美味しくいただくための物なので、先にお菓子をいただいてその甘みでお抹茶を召し上がっていただくと、より一層お抹茶が美味しく感じられます。

もうひとつには、お抹茶は少し刺激が強いので空腹のまま、頂くのを避けるという理由があります。

和菓子は洋菓子と違って、何よりも季節を表現したお菓子で、鑑賞することも重要に考えられて作られております。

和菓子の原料について


和菓子の原材料について

現在は和のスイーツも人気ですが、茶道では和のスイーツは使いません。
つまり和菓子は砂糖、水飴、米、小豆などの主原料からお菓子をつくりますが、そこにバターや、生クリーム等が入ると洋菓子になります。

いま流行している和スイーツはこういった洋菓子の材料に抹茶やきなこを混ぜたお菓子です。

こうしたバターや生クリームなどの食材は風味が強く、お抹茶の香りを阻害したり、油分が多く実際に口に油が付いてしまって、大切なお茶碗に油がつく心配があるので茶道には適しません。

和菓子にもいくつか種類があっていわゆる生菓子と、水分量が少ない干菓子があります。
その間のものは半生菓子と言います。

通常お濃茶には主菓子、薄茶には干菓子をお出しします。
干菓子は日にちももちますし、崩れにくいので外でお抹茶を頂くときには最適です。

茶道菓子の嗜み方


和菓子の嗜み方

最後にお菓子を頂くときのポイントは、お皿にのってきたさいも「お懐紙(おかいし)」という紙をお皿の代わりにして、そこにお菓子をのせていただきます。
これはお菓子ののってきた器を楊枝で傷付けないようにするためです。

また、必ず手に受けて頂きます。
洋菓子などはお皿をおいてフォークで頂きますが、お懐紙やお皿を持って頂くことが茶道では非常に重要になってきます。


実際に茶道を嗜む場合は、和菓子でお抹茶を頂きますが、3時のおやつや、お外でご自身で楽しむ際には、チョコレートやカステラなどの洋菓子のお茶のお供にして召し上がっていただくのも楽しみの一つです。

これからの季節是非桜の木の下でお茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。
訪問着などをお召しいただければ、さらに素敵なひとときをお過ごしいただけると思います。


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小堀 宗翔 / 和菓子の嗜み方

著者プロフィール

小堀 宗翔
遠州流茶道 小堀 宗翔
遠州茶道宗家 13世小堀宗実家元の次女として生まれる。幼少より祖父12世宗慶宗匠と父宗実家元より、茶道の手解きを受ける。学習院大学法学部卒業。在学中よりラクロスで活躍。日本代表として活躍するとともに、後進の指導にあたる。平成22年より、父宗実家元の内弟子修行を始める。