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2018-08-03

着物を着て、食事でのぽとりを防ぐ

着物を着て食事をする

会席で煮物を食べようとしたら、しずくを「ぽとり」と着物に落としてしまった…そんな経験はありませんか?
洋服で食事をしても汚してしまったら、「あ〜あ、クリーニングに出さないとだめかなぁ〜」と、ちょっとへこんで終わりですが、着物を着て食事する時は、食べる前から「とにかく汚したくないな」と思ってしまいます。特に、絹の着物は簡単に洗濯が出来ないために、そう思ってしまうのではないでしょうか。
そんな残念な「ぽとり」を防ぐために、和食を例にして、着物で食事する時のちょっとしたポイントと、トイレでのポイントについても少しふれてみます。

食事でのぽとりを防ぐ

まずは出かける時に大判のハンカチーフを忘れないように持ちましょう。大判のハンカチーフは、帯の上線に挟み、万が一の「ぽとり」の時に着物を汚さないために使います。
お料理が運ばれてきたら、どのお料理からいただくのがよいでしょう。例えば、和食をいただく場合は小鉢のように小さい器からいただくと、後でこの器が使えます。小鉢をいただく時は、器を持ち口元まで持っていき、箸でいただきます。こうすることで、箸で掴んだ煮物のしずくが器から口元へ移る間の「ぽとり」がなくなります。
続いて、隣の大きめのお皿に盛られた料理をいただく時に、大きな皿を手に持って口元まで運ぶことは出来ないので、先程の小鉢の器を使って料理を受けるようにして口元まで運んでから、箸でいただきます。
最初から、お膳に白米が用意されている場合は、同じく茶碗を持ち、箸を伸ばしたところから口元まで、下で受けるようにしてからいただきます。この小鉢や茶碗がない場合、手で受けたくなりますが、料理を食べるときに落ちないように手で受けるのは、マナー違反だそうです。
そこで、懐紙を使うとスマートに召し上がれます。懐紙は、「お茶席で菓子を受ける時に使うあの紙」と言えばおわかりになる方が多いかと思います。昔は懐に入れて持ち歩き、鼻をかんだり、口元をふいたり、ちょっとお菓子を包んで持ち帰ったり、など色々なシーンで使っていたようです。その懐紙を持ち、箸で掴んだ料理が落ちないように受けながら口元へ運び、料理をいただきます。
箸で掴んだ料理を器か懐紙で口元まで受けながら運ぶことで、着物を汚すリスクがずいぶん減ると思います。懐紙は、食事の時に常に使うものではありませんが、いざという時に助けてくれます。

飲み物のぽとりを防ぐ

懐紙が使えるのは、料理だけではありません。暑い日に飲む冷たい飲み物は身体が冷えて気持ちよくなりますね。ですが暑い日ほど冷たい飲み物が入ったグラスは汗をかくので注意が必要です。
汗をかいたグラスを手にとると、「ぽとり」としずくが落ちることがあります。こんな時にも懐紙があれば、グラスの下に受けながら口元へ運ぶと、しずくが着物に落ちることがありません。
ティッシュペーパーでしずくを拭きたくなるかもしれませんが、ベタベタとクシャクシャになり見た目にも美しくないですよね。お店に用意してあるペーパーナプキンか、ない場合は持参した懐紙を使えるとスマートです。夏のビールをいただく時も同じように注意が必要ですね。

トイレでのぽとりを防ぐ

会食も終わり頃、そろそろトイレに行きたくなりますね。着慣れない方にとっては、この重なった裾はどうすればいいんだろう…袖が長くてどうしたら手が使いやすいのかわからない…と、着物でトイレへ行くのは、ちょっと面倒な気がするかもしれませんが、ポイントを知っていれば簡単です。
なんといっても何枚も重なっている布(といっても3枚なのですが)の扱いを覚えてしまえば、オッケーです。上から順に、着物、長襦袢、肌襦袢、が同じ形で重なっています。これを、着物から順に真上(天井方向)へ裾から剥ぐように持ち上げます。肌襦袢まで同じように手をかけたところで、着物と長襦袢を肌襦袢で上から包むように脇へ抱えます。「肌襦袢でくるんとまとめる」ことで、脇に挟んだ時にバラバラと落ちることがなくなります。
次に袖ですが、振袖の場合は、2枚の袖を合わせて軽く折りたたむようにして、利き手の反対側へ流すようにします。床につかないように注意しましょう。訪問着など短い場合は、利き手の方だけ、使いやすいように袂を脇に挟みます。
終わってホッとして立ち上がる時に、裾が便器の上にかかり、あるいは振袖の袖が水の中に危うく「ぽとり」となりそうになったことはありませんか?
脇に着物を挟んでいることを意識して立ち上がりましょう。立ち上がり、便器から少し離れたらようやく脇は緩めて大丈夫です。便器にフタがある場合は閉めておくと「ぽとり」の心配がなくなります。そして、肌襦袢、長襦袢、着物の順番で、整えるように戻します。帯がお太鼓結びの場合は、お太鼓のタレ部分が跳ね上がっていないか、手の甲でお太鼓をひとなでしておくと安心です。

撥水加工のススメ

これはマナーとは関係ありませんが、ご自分の絹素材の大切な着物や帯には、水を弾く撥水加工をされることをおすすめします。
私の知人は、訪問着で結婚披露宴の二次会に出席した時に、お隣の方がこぼされたビールが少し膝にかかったそうですが、撥水加工をしていたおかげで、膝の上をみごとに滑り抜けて、さらにお隣の方へかかってしまったそうです。撥水加工の実力を見た瞬間だったと聞きました。
仕立て代に加えて少し代金はかかりますが、万が一に何か起こった時のシミ取り費用を考えると、撥水加工の方がずいぶん安いと思いますし、安心して楽しめると思います。

お食事とトイレでの「ぽとり」を防ぐポイントについて、簡単に書いてみましが、おわかりいただけたでしょうか。
その1、出かける時には、大判のハンカチーフと懐紙を忘れずに。
その2、お料理は、小さめの器か懐紙で受けながら口元へ運ぶ。
その3、飲み物のグラスの汗は懐紙で受けて。
その4、トイレでは、終わって立ち上がるまで、脇は締めて。

着物姿はその場に華を添えます。その素敵な着物姿で、美しくお食事を召し上がっていただけるよう参考になればうれしいです。

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