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2018-06-20

着物を着て歩く

訪問着 正絹 くすみオレンジ 道長取り文様


お客様に着物を着せて差し上げるのですが、草履になかなか足が入らなかったり、歩きにくそうだったりします。身体に布を巻くように着る着物は、洋服を着ている時と同じように動いていると「あれ?動きにくいな」と思うことがいろいろ出てくると思います。

ちょっとしたコツがわかるだけで、動きやすくなりまた着崩れも防げます。まずは草履を履いて歩くところから、コツを掴んでいきましょう。

草履を履くコツ

久しぶりに草履を履こうとして箱から出してみると、鼻緒が箱に入っていたままの形で固くなっているのを経験したことはありませんか?特にエナメル素材の鼻緒だと寒い冬に見られるのではないかと思います。

そんな時は、草履の片方ずつ両手で鼻緒を握って、少し温めるようにして優しく横へ広げるようにします。これで足入れが少し楽になります。足を入れる時は、鼻緒が指の付け根にあたるまで思いっきり入れる必要はなく、指の間に鼻緒が引っかかり、草履が脱げなければ大丈夫です。こうすることで指の間の痛みも軽減されます。

かかとは草履から少し(1.5センチ〜2センチ位)出ている位でOKです。むしろ、かかとが草履の中にすっぽり収まっているのは、草履のサイズが大きく足にあっていないかもしれません。

着物を着て歩くコツ

普段着ている洋服の時のように歩幅60センチで足を裾の外へ向かって蹴り出して歩こうとすると、当然ですが筒状になった裾が邪魔になり、歩きにくさを感じます。着物の裾は筒の形で、直径にしてだいたい40センチ程度です。思いきり足を前へだそうと思っても上手くいかないわけですね。

どうしたら楽に歩けるようになるのでしょうか。

裾の中で収まる範囲でまず歩いてみます。「裾が邪魔しないし裾が強く抵抗しないな。」と感じられれば、それがちょうどよい歩幅です。内股にする必要はありませんが、裾が筒の形をしていることを意識して、まっすぐか少し内側へ足を運ぶようにすると、裾が足にぶつかる感じがなくなり、楽に歩けるようになります。

着物を着て階段を上る、下りる

着物を着たら、なるべく階段ではなく、エスカレーターかエレベーターを使う方が多いかと思います。私の知人も階段を出来るだけ使わないようにしている人が多いようです。でも階段しかないところでは使いますよね。

確かに、着物の裾は踵までの長さがあるので、階段を歩くと裾が階段についてしまいます。何もしないでそのまま歩くと歩き姿は美しいのですが、残念なことに裾が汚れてしまいます。私は見た目よりも着物の汚れが気になる性分なので、裾が汚れないないよう気をつけています。

例えば階段を上る時には右手で膝あたりをつまみ少し持ち上げて裾が一段上の階段にあたらないようにします。下りる時は逆で、後ろ側の布をつまみ少し持ち上げて一段上の階段に後ろの裾がつかないように歩きます。着物は一生物ですから少しでも汚さないように大切にしたいですよね。

着物を着て椅子に座るコツ

着物は紐を使って着付けます。

・ウエストにタオルを巻いて紐をかける
・長襦袢を着て紐をかける
・着物を着て腰紐をかけて胸紐もかける

といった具合です。その何本もある紐の中でも「要の紐」が3本あり、着物はこの3本の紐で着付けられていると言われるほど重要な役割を持っています。それが「腰紐・帯枕の紐・帯締め」です。この内、一つでも緩んだり解けてしまうと着物や帯が緩んだり崩れる原因になります。実は、立ったり座ったりという動作は、3本の要の紐の「腰紐」に影響します。

着物は身体のラインで一番大きなお尻のところに合わせてぴったりと巻いて着付けます。この「ぴったり」というのが腰紐に影響するポイントなんです。

例えば、立っている状態からそのまま座ろうとすると、お尻のあたりがきつく感じます。立っている状態で「ぴったり」なので、座ろうと思って腰を折るとぴったりした布が広がろうとします。この布が広がろうとするのは横だけでなく、腰の動きに合わせて縦にも影響します。この縦に伸びようとした時に腰紐を下へ引っ張ることになります。

腰紐は、身長より着丈の長い物を、着る人の身長に合わせてウエストのちょうどよい高さの場所にかけてあるので、下へひっぱられると着物の着丈がひっぱられた分だけ長くなり、着崩れになるというわけです。これを元通りに直そうとすると、帯の下に隠れている腰紐のところで、着物を腰紐の上に引っ張り出さなければならなくなります。それも帯が緩まないように気をつけながら。できればこんなことは避けたいですよね。

座る時にちょっと気をつけるだけでこんな着崩れを防ぐことができます。太腿の両外側に着物の縫い目がありますので、その縫い目のあたりを少しつまんで腰骨のあたりまで持ち上げます。するとお尻のまわりに布の余裕ができます。これで椅子に浅く座ります。布が引っ張られることなく楽に座ることができると思います。椅子から立つ時は、そのまま立ち上がって大丈夫です。帯結びがお太鼓の場合は、立ち上がった後にお太鼓のタレが跳ねてないか、お太鼓からタレまでを手の甲でひとなですると、安心です。

少し気をつけて手をかけることで、楽に動けるようになります。着物にあった動作にすると楽になるだけでなく着崩れを防ぎ着姿も美しく見せることができます。コツを掴んで着物を少しでも楽に、美しく、着ていただけるとうれしいです。


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