成人式の振袖の選び方
振袖は結婚式、結納、成人式など、人生の節目や節句にお召し頂く未婚女性の第一礼装です。
その中でも、本日は成人式の振袖の選び方について書きます。
成人式を彩る二十歳の振袖
二十歳という年齢は、成人として認められる、人生における大きな節目の年です。
現在は、1月の第二月曜日が「成人の日」と定められ、多くの地域はこの日の前日か当日に式典が催されます。
※新潟を始めとする豪雪地域などでは、5月や夏場に開催される地域もあるようです。
成人式の会場を訪れますと、スーツやドレスをお召しの方もいらっしゃいますが、多くのお嬢様が振袖をお召しで、華やかなこと!
ご両親、ご家族にとっては、無事に成人を迎えたことを喜び祝う、晴れがましい日であり、
ご本人にとっては、これまでお世話になった方、守り育ててくださった方への感謝を伝えるとともに、新成人として心構えを新たにする日でもあります。
伝統的な古典模様から現代的なモダンなものまで、着る方の個性に合わせて、
格式・ルールをふまえながらも、今らしさを取り込んだ晴れの日の装いを気軽に楽しむために、昨今は購入よりもレンタルの方が主流だと思います。
理想の振袖に出会うために
似合う振袖とはどんな振袖のことでしょう。
振袖の地色は、白、黒、赤と言う日本の代表的な晴れ着の色や、ブルー、ピンク、黄色、紫色など色とりどりです。
好みの色の中から顔映りの良い着物を選ぶのが基本ですが、候補の中から二十歳に相応わしく、着物ならではの澄んだ色、振袖らしい鮮やかな色を選んだ方が映えることでしょう。
振袖の柄行きに関しては、お花が描かれているものが多いです。
主題が花でなく扇面や几帳といった他の模様でも古典的な振袖には、梅、桜、牡丹、菊など春秋の花が日本が風に添えられています。
一方モダンな雰囲気の振袖の柄行きには洋花やアレンジした和の花模様も多く見られます。
レンタル振袖の活用
レンタルの長所として
・着用後のお手入れ・保管の必要がないところ。
・購入よりもお手頃な価格帯。
・先のことを考えず、今、着たいものを選べるところ。
・帯合わせや小物など詳細がお任せ。
なので何を選んでいいかわからない方には特に安心感あって良いな〜と個人的には思っております。
成人式の振袖は、お嬢様が主役であることはもちろんですが、ご両親やおじい様、おばあ様、ご家族の皆様が納得のいくものであることが大変重要です。
是非とも、家族の皆様が誇りに思える装いを、お嬢様のために晴れやかに準備して差し上げてくださいませ。
hataori blog by Mami Nakamura / 成人式の振袖の選び方
中村麻美