季節に合わせたお着物のすすめ(11月)
最近、お客様からのお問い合わせで多いのが、「秋のお式にこの柄は大丈夫でしょうか?」といった季節に気を配ったご質問です。
よっぽど厳かな式や会でない限り、最近ではそうした縛りなく自由に好きなお着物を楽しむのが一般的にはなってきていますが、そうした季節柄に配慮する日本人の心、「和の心」と言いますか、とても素敵なことですよね。
着物レンタルの良いところは、季節に応じて、その場に応じて、適切なものを適切な時期に選んで、しかも安価で手に入れ着こなせる、そうしたところにあるのかとも思います。
ということで、今回は11月におすすめの訪問着をご紹介します。
11月も残すところあと1週間となってしまいましたが(汗)、来年以降の参考にしていただければ幸いです。すぐ12月、1月におすすめのお着物もご紹介させていただきますね。
11月に入り、急に寒くなったり、かと思えば日中は上着がいらないほど暖かくなったり、冬なのか秋なのか、洋服でも衣替えの調整が難しい時期ではありますが、お着物の季節柄としては、「秋」として捉えるのが一般的です。
秋を示す柄には、紅葉、イチョウ、りんどう、すすき、枯山水、さざんか、柿、菊などがあります。色味は、紅葉を感じさせる暖色系や、これから冬の訪れを感じさせる、おとなしく落ち着いた色味などがよく着られています。
訪問着 | 樺茶色地に菊
樺茶色の紗綾形地に菊が描かれ、秋の終わりの11月に着るのが粋なお着物です。
訪問着 | 樺茶色に菊の訪問着
樺茶色、若緑、矢吹茶の三色染めの美しいグラデーションに菊などが描かれた逸品です。
訪問着 | 山吹茶 萩に吹き寄せ文様
山吹茶色地に萩と吹き寄せ文様の刺繍が施された、色味も柄もなんとも秋らしい素敵な訪問着です。萩は秋の七草のひとつです。
少し上級にはなってきますが、季節感を意識しながら、またそれを楽しみながら着物選びができると、さらに着物の魅力にはまりますよね。
一度レンタルをする際にも、その着物が着る季節や場に合ったものなのか一度考えてみるのも良いかと思います。
デートをするとき、相手のことを考えながら洋服を選ぶのとおんなじで、着物も相手への礼儀と配慮を重んじる奥ゆかしさが醍醐味でもありますから。
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2015.11.23
着物レンタルモールhataori / 秋のおすすめ訪問着