パーティシーズンの到来 -この冬の訪問着・社交着-
冬はパーティに招かれることも多くなります。
そんな時にドレスではなく社交着として「訪問着」を「着物」を着てみませんか?
華やかな時間に古典柄ではなく、洋風な感覚、モダンな色柄の着物で行かれるとバッグは洋服と同じで合うことも多いもの。
紫をベースにしてグラデーションの綺麗な訪問着。
光沢感のある着物は落ち着いたレストランの店内でも存在感を発揮します。帯も同系色の組み合わせで統一感を。
これぞクリスマスカラーな緑の着物に赤の小物合わせ。
個性的な装いに見えますが、着席時には裾は見えないので、立
食パーティに目立つのか、着席パーティで、実はってちらりと遊び心を偲ばせるのか、楽しみな着物です。
冬や夏のモチーフによく使割れる雪輪模様。
黒地のシックな印象の着物に白い帯を合わせて、色数少なく。
江戸好みの色数は3色と言われますのでぴったり!
晩秋から初冬にかけて、草木が赤や黄色の紅葉に染まる中にあえて、茶系の装いを。
引き立てあうので、お茶席など着物が主役ではないお席にも。
これから年末年始のお出かけシーズンを迎えます。
その時に着物があれば、ドレスよりあたたかいですし、日本的なおもてなしで迎えられるかと思います。
着物には「格」という独特のジャンル分けがあり、どんな着物もパーティに着ていけるわけではないのです。
こういう時に一式セットで気軽に借りられるってありがたいですね。
「着て行くところがないんです。」
と着付けの生徒さんに言われることもありますが、
「着物を着てお出かけしてたくさん褒められてきたらいいんです。」
とお答えしています。
着物でお出かけすると褒めてもらえることの方が多いです。
好意的な眼差しを受けたり、話しかけてもらえたり、こういう体験をたくさんしていただけますように。
「着物」を通して人々が自分らしく生きて、生活や心がより楽しく、安らかになったらと常日頃思って着付け講師や着物デザイナーしています。
「着物」で世界が優しくなったらいいですね。
hataori blog by Mami Nakamura 中村麻美 / パーティシーズンの到来 -この冬の訪問着・社交着-