オシャレ着物「さく研究所」を訪れました。-SAKU Laboratory-
先日、所用で大阪に行ってまいりました。
その際、問屋街で有名な「船場センタービル」にも立ち寄りました。
「繊維のことなら船場」と言われるだけあって、まさに繊維のメッカ。所狭しと通りには生地屋さんや呉服店、衣料品店が立ち並び、安く上質な品を求めて、業者や買い物客で賑わっていました。
そんな中でお伺いした着物・浴衣の「さく研究所(SAKU-Laboratory)」さんがとても素敵だったのでご紹介させていただきます。
問屋通りにあり、他店とは確実に違う雰囲気を醸し出すお店「さく研究所」。
着物好きなら知る人ぞ知るお洒落着物で有名なお店なのです。着物に興味がない方でも、店の雰囲気や並んだディスプレイに引き込まれ、店前を通ると立ち止まらずにはいられません。
今回初めて訪れたのですが、一目でとても気に入ってしまいました。
「さく研究所」は、”洋服感覚で着られる”をコンセプトに、コットンやリネン、ウール素材のオリジナル着物を多数取り揃えているお店です。
着物でよく使われる正絹やポリエステルのものでなく、コットンやウールといった、普段ほとんどの方が洋服で着られている素材にこだわり、違和感なく着物の世界に入り込んでいただけるよう工夫されています。
お店には、”着物好き”な人だけでなく、”ファッションが好き”、”ナチュラル雑貨が好き”な人まで幅広くお客様がお越しになるそうです。
“洋服感覚で着られる”といったコンセプトはとても素晴らしい発想で、”着物を着たいけど、着疲れするし”、”着付けのハードルも高いし”、”金額も高いし”を打ち砕いていく新たなジャンルであると思います。
またもう一つ素晴らしいことは、お着物に合わせる小物を、和装専用のものにこだわらず、普段洋服に合わせているアクセサリーやバッグ、雑貨などを組み合わせて、周囲の洋装や街にも溶けこめるコーディネートを提案している、という点です。
“無理に着物を押し付けることなく、その服装がその街や状況にマッチしているか”が重要なのをブランディングとして体現されているのですね。
さく研究所さんのお着物だと、普段ご自分で使われている洋装用のバッグやアクセサリー、帽子など組み合わせ自由に楽しめると思います。
<『洋服感覚で楽しむ コットン、リネン、ウールの着物』(河出書房新社)さく研究所 デザイナー小砂麻美 著>
hataoriでもさく研究所さんを見習って、少しでも着物レンタルがハードルの高いものでなく、”もっと自由な発想で気軽に着れるんだ”という認識を広められるような提案をどんどんしていければと改めて痛感しました。
みなさんも大阪を訪れる機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
2015.11.27
着物レンタルモールhataori / さく研究所 -SAKU Laboratory-を訪問